今日は、昨年撮影した御法川監督作品「世界はときどき美しい」の関係者試写へ行ってきました。
 御法川監督という人は、本当に緑を綺麗に撮ることにこだわっているように思う。作品の要所で眩しいほどの、抱きしめたい、そして抱きしめられたいほどの緑が溢れる。そう思わせる気持ちを監督自身が持っているからこそ、撮れる映像なのだと、今日の試写をみてしみじみ思った。
 短編が5編で綴られるストーリーなのだが、誰もが感じたことのある、もしくは記憶の片隅にあった懐かしく思えるものを掘り起こしてくれるストーリーが静かに続く。しかし、その静かと思える登場人物とストーリーから、いつしか心の中がどんどん優しさや美しさで満たされていくのを感じるのだ。
 普段、忙しさで見過ごしているものが、こんなにも日常の中には溢れているのだと、言葉ではなく、にじみ出るものを画面から感じさせてくれる。世界は、本当に美しい。人は美しいものを見ると感動する。何が美しいのかを、感覚的に訴えることのできる作品を見終わって、私はしばらく余韻に浸っていたら、涙が溢れていた。
 私が出ているのは「バーフライ」という話なのだが、正直、カットされていたりして、ほとんどよくわからない。この作品に出演できたことを、心から良かったと思えていただけに、最後、しっかり自分の名前がクレジットされていたことは、本当に出演したのだという証が見られたようで嬉しかった。それは、監督が私に対しての心遣いのようにも思えた。
 「世界はときどき美しい」、今秋公開予定です。是非多くの方に観て頂きたい。

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