久しぶりに昔のアルバムを開いた。

 アルバムを開くまでは、その時のことを他愛もなく感じていたりするが、アルバムを開いてみたその時間は、確かに私は毎日を生きていた表情をしている。それが、懐かしいということなのかもしれないが、改めて開いてみると、年月を経ないと感じられないものが見えてくる。

 卒業してからも、連絡を取り合っている仲間の顔も若い。ここで出会ったから、今もこんな風に繋がっていられるのだ、ということも感じられる。本当に、それぐらい、ずっと開いていなかったから、ページをめくるたびに、ちょっと埃っぽい匂いをかぎつつ、あの時間を共有できたことに感謝しつつ。

 まぁ、そういうものを見た後には、思わず思ってしまうことだが、こういう人生を歩くことになるとは思いもせずに、そこから抜け出すことを思っていた。何かから抜け出そうとする気持ちは、今も同じだが、その違いは、何から抜け出したらいいのかをわかっているか、わかっていないか。

 抜け出したいものがわかっている分、今の方がラクではある。そのために何をすべきなのかを、考えられるからだ。

 この前の日記ではないが、やはり今に後悔はない。たくさんの失敗をしているが、その積み重ねがなければ、納得して今にたどり着いていない。
 本当に私は不器用で、遠回りすることが多いが、「急がば回れ」。目標させ失わなければ、必ずたどり着ける。例えたどり着けなくても、目標に向っていく気持ちがブレていなければ、後悔はない。

 なんだか、最近「後悔」という言葉を使うことが多いが、こんな風に振り返ることで、自分の足元を確認して、更なる大きな飛躍への心構えをしているような気がする。
 これは、あくまでも漠然としたものだが、その根拠のない期待と希望が、新たなるスタートラインへ向かうための心構えに繋がっているのかもしれない。
 まるで陸上競技の、スタート位置に着く前の深呼吸のように。

 


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