本日は、以前客演させてもらった劇団男魂の「18」を観に行ってきました〜!

今回も泣かせていただきました!
劇団男魂の舞台は、後半から盛り上げていく感じなので、前半1時間はどうなるのかなぁ〜という、わりと説明を聞いているような感じになります。前半を丁寧に描くことによって、後半ぐいぐい盛り上げてくれるので、そこが見モノとも言えましょう。
「どうしょうもないこと」
1人ではどうにもならない気持ち。どうしょうもないから、自分なりに答えを見つけて、決着をつけて前に進む。
でも、前に進めない人もいる。
卒業を目前に控えた18歳という歳に、同級生だった者たちに「どうしょうもない」としか言いようがない事件が起きる。
それから18年。「どうしょうもない」ことに、それぞれが自分の人生を歩むためにもがいてきた年月を経て、生きてきたある日、同級生同志の結婚式の日に再会をする。
本当に、自分たちがあれから18年というものを過ごすために、自分なりに見つけた答えが正しかったのか。中には、決着をつけられずに、ずっと心に深く重くいつまでもひきずり、今日、ようやく決着を見つけられるかもしれない者もいた。もう、蒸し返さないで欲しいものもいた。
劇的というよりも、密室劇のような緊迫感の中で交わされる言葉には、それぞれの人生が垣間見える。その描き方が、見ている方には切々ときて、苦しみから生まれる涙が溢れてきました。
「どうしょうもないこと」
過去は変えられない。あのとき、こうしていれば良かった、ああしていれば、こんな風にはなっていなかった…。後悔、悔しさ、ふがいなさ、やりきれなさ…。
他人に与えてしまった出来事が大きければ大きいほど、どう決着すればいいのかわからなくなる。
それが、自分の弱さから出ていたことであれば、なおさら目も当てられない状態になり、空回りする。それでも人は行き続ける。
心から消えない辛さを与えてしまったことを申し訳なく思い、もう過去は変えられないけれど、相手の気持ちを軽くするために、どう解決して良いのか1人で抱え込みさらに悩み、苦しむ。苦しいからこそ、自分も苦しく思っていることをわかって欲しいと相手に思う。でも、そこでまた空回り。
どのような形で謝罪をすればいいのか。償うことができれば、相手も自分も少しでも救われるが、相手が和解ではなく、もうそのことへの心を閉ざし、拒否されれば、絶望と虚無感しかなく、また果てしなく苦しみの時間が続く…。何を思って生きていけばいいのか、何も見えないまま、また許されることのない自分という存在を抱え込み、虚しい会話だけが交わされ、黙々とため息だけが吐き出される時が過ぎていく。それでも人は行き続ける。
そんな嘆きを、今日は舞台に見てきました。